小学生を対象とした3Rイベント「サスティナブル☆キッズフェスタ2025」。不用品を活用した工作体験や、今、子ども達と考えたい環境テーマを取り上げた3R講習会を開催しました。
夏休みだからこそ学びを深めたい、環境教育をテーマにした10年以上続くイベントです。今年も多くの子ども達が参加してくれました。
また同時開催の「寄付してリユース」では、フードドライブの他に子ども服や文房具・タオル等、多品目に渡る回収を行いました。

【日時】2025年8月2日(土)<第1部>10:30~12:00 <第2部>13:30~15:00
【場所】東海市立市民活動センター
【講師】ボランティアサポート 山口清裕さん NPO法人学童保育ざりがにクラブ 樋上 亜由美さん
【主管】NPO法人まち・ネット・みんなの広場
3R講習会「意外と知らないリユースの世界」※参考:環境省 意外と知らない「リユース」の世界
リユースとは、「要らなくなったから捨てる」「必要な時には新品を買う」とは全く違う、エコでお得なモノの使い方。不用になるものをそもそも持たない「リデュース」とともに、3Rの中でも特に大切な取り組みです。
リユースするとどんな良いことがあるのか、どんな風に参加できるのかを学んでみよう!
【みんなが得するリユースの利点】
◆◆私たちの街のごみを減らせる!◆◆
→長く使うことでモノの寿命が延び、簡単に処分することなくごみを減らすことができるのです。東海市のごみ処理費用の削減にも役立ちます。みんなで「環境に優しいまちづくり」に参加してみよう。
◆◆地域の福祉活動に役立つ!◆◆
→東海市では、家庭で使わないモノや使わなくなったモノを回収し、寄付として役立てる活動も行っています。モノを循環させて必要とする方に渡すことで、みんなが笑顔になれます。
◆◆安く・手軽にモノを手に入れられる!◆◆
→リユースショップを活用したことはありますか?短い期間しか使わないモノや中古品を安く手に入れることで賢くお得にお買い物を楽しめる点も、リユースの良いところです。
東海市はゼロカーボンシティ

東海市は、地球温暖化の原因となる「温室効果ガス」排出量の実質ゼロをめざす「ゼロカーボンシティ」です。
ごみを燃やさずにリユースで減らすことも、必要な取り組みです。環境に優しいまちづくりにみんなも参加できます。ぜひリユースにチャレンジしてみましょう。
エコって工作!
◆◆工作メニュー◆◆ カラースクリュー、キャッチマシーン、ストローとんぼ、ロケット、ぶんぶんごま、ボトルキャップシューター、カラフル☆ハーバリウム
牛乳パックやペットボトルなど、不用品を活用した工作ですが、本格的な作品がいっぱいです。子ども達自身が作ってその場で遊べるおもちゃから、自宅に帰って飾って楽しめる雑貨作りなど、内容も盛りだくさん。当日はたくさんの市内中学生ボランティアの方々の協力もあり、楽しい雰囲気の中、子ども達はたくさんの工作を体験することができました。
イベントを通して、「モノには様々な使い道が残されているということ」「資源として役立てる大切さ」を学びました。
寄付してリユース 回収実績&資源活用先



7月20日(日)~8月2日(土)の期間、市民活動センターにて回収しました。市民活動センターでは1年を通して様々な寄付を受け付けています。東海市では、イベントと合わせて回収することで、広く市民の皆さんに資源循環の大切さを知っていただく機会を設けています。
回収品目・実績・資源活用先は以下の通りです。
フードドライブ | 12.248㎏(55点) | 市内児童養護施設、こもれび食堂、社会福祉協議会 |
就活用スーツ類 | 3点 | Mirai Terrace+ (市内市民団体) |
絵本・児童書 | 19点 | さつき福祉会エコラ東海 |
タオル(新品) | 41点 | 特定非営利活動法人TSUBAME、社会福祉法人福寿園、市内児童養護施設 |
文房具(新品) | 125点 | 市内児童養護施設、社会福祉協議会 |
子ども服・マタニティウェア | 572点 | おさがりクローゼット(市民活動センター)、市内児童養護施設、重症心身障害児者施設にじいろのいえ、東海樟風高校:服のチカラプロジェクト |
子ども用オムツ | 8袋 | 東海市子ども課、重症心身障害児者施設にじいろのいえ、おさがりクローゼット |
その他(子ども雑貨・介護用品) | 9点 | おさがりクローゼット、社会福祉協議会福寿園 |
ハギレ | 2.131㎏ | 特定非営利活動法人TSUBAME |
今、ある資源を大切にし、循環させるのはもちろんのこと、環境に負荷をかけない社会を子ども達と一緒に作り出していくことが大切です。作って・遊んで・学んで、3Rを体験することで、環境問題を共に考えていきます。