◆食品ロスが生み出す、経済損失と温室効果ガス排出量

食品ロスが生み出す問題をさらに客観的に捉えられるよう、消費者庁では「食品ロスによる経済損失と温室効果ガス排出量の推計結果」を公表しています。推計値を国民1人あたりに換算すると、経済損失は1人年間32,125円ものお金を失っていることが明らかになりました。物価高の今、これまで以上に「もったいない」と感じませんか?食品ロスは環境負荷だけでなくお金の無駄まで生み出し、社会の様々なチャンスを失う結果に結びついています。私たちの暮らしをより良くするためにも、「食べきる」ことを今一度大切にしてみましょう。詳しくはこちら

◆「飲み残し」も食品ロス

食品ロスはペットボトル飲料でも問題となっています。「飲み物を飲み残す」ことは、もったいないだけでなく、ペットボトルのリサイクルにも影響を及ぼします。農林水産省のホームページで紹介する「減らそう『食品ロス』×減らそう『飲み残し』」のサイトによれば、自販機横のリサイクルボックスには異物量が1/3もあり、そのうち飲み残しは11%も占めているそうです。また、飲み残しがリサイクルの品質を落としていることを知らない人が40%もいることが紹介されています。

東海市は2024年4月からペットボトルのリサイクル活動「ボトルtoボトル」を開始し、使用済みのペットボトルを環境に負荷をかけずに再び同じ製品に作り変える「水平リサイクル」を行っています。自宅でも外出先でも、飲み終えてからきちんとリサイクル。一人ひとりのエコアクションが大きな効果を生み出します。詳しくはこちら

◆“ボトルtoボトル”でスマートにペットボトルリサイクル

飲み終えた後のペットボトルのその後について考えてみませんか?東海市は2024年4月1日から、ペットボトルを水平リサイクルする取り組み「ボトルtoボトル」をスタートさせました。使用済みの製品がいったん原料となり、再び同じ製品に作り変えられるこの取り組みは、廃棄物の減量や天然資源消費の抑制だけでなく、二酸化炭素の排出を削減する効果が得られます。消費者である私たちが、きれいな状態で正しく分別することで確実に地球環境に貢献できます。美味しく飲んだら、賢くリサイクル。親子で心がけてみましょう。

◆マーキングした参考書、リユースに活用してみませんか?

家庭で読み終えた本を寄付として活用してみませんか?東海市立中央図書館等で常時、古書回収ボックスを設置しています。また、イベント時に合わせて、東海市立市民活動センター受付でもお引き取りしています。集まった本は、市内さつき福祉会エコラ東海にて、リユース・リサイクル事業に活用されています。

回収する本は文庫本や児童書だけでなく、例えば受験で活躍したマーキングされた参考書も引き取り可能です。古書販売事業でコメント付きで出品されています。あえてポイントとなる箇所に印がついている参考書は重宝されるのだとか。またリユースできない状態の本は、リサイクルされ古紙メーカーに販売されます。ごみとして処分するのではなく、資源として「寄付」という新たな役割を与えてみませんか?