東海市では、食品ロス削減活動としてフードドライブを推進しております。また、資源を有効活用するため、子ども服のリユース活動や古書・文具をはじめとする、家庭で使用しない不用品の回収も行い、市内の福祉施設や諸団体への寄付として役立てています。

本年度も年間を通して、個人・企業・団体からたくさんの寄付を頂きました。

フードドライブ集計結果

2024年度に寄付いただいた食品は、1,484点、218.761kgでした。「サスティナブル・キッズフェスタ2024」や「東海秋まつり消費者広場」「市民交流プラザまつり」などのイベント時以外にも、不定期に企業や市民の皆様から寄付が届きました。

現在、主に子ども達を支援する以下の福祉施設・諸団体にお届けし、有効に活用させていただいております。

  • 社会福祉法人共育ちの会 暁学園
  • NPO法人とまと食堂
  • こもれび食堂
  • スマイルかぎや子ども食堂
  • ファミリーホーム NPO法人fun life
  • 東海市社会福祉協議会 等

集まった食品は1点1点賞味期限を確認し、支援先の人数や使用目的・対象を考慮しながら、最適な支援先を決めて随時お渡ししています。

日本の食品ロスは年間約*472万トン。そのうち家庭系の食品ロスは約*236万トンと推計されています。その要因の一つとして、直接廃棄(そのまま捨てること)が挙げられます。*(令和4年度環境省推計値) 味があわない、食べきれないなどの理由で廃棄してしまいがちな食品も、必要としている方に譲ることで最後まで大切に扱われ、ごみとして処分せずに済みます。フードドライブは、食品ロス削減が期待できるだけでなく、地域を支える社会貢献へとつながります。

子ども服リユース活動

1枚の洋服を作り出すために多くの資源を必要とし、廃棄する際にもたくさんのCO²を排出するなど、私たちは環境に対して様々な負荷をかけています。短期間しか着ない子ども服を共有し合い、楽しみながら環境に貢献できる取り組みとして、子ども服・マタニティウェアのリユース活動を行っています。東海市立市民活動センターに常設の「おさがりクローゼット」のほか、イベント時にも回収・引き渡しを行っています。

2024年度は1,347枚もの服をお持ち帰りいただき、またたくさんの服を寄付していただきました。回収した服の一部は東海樟風高校が取り組む「服のチカラプロジェクト」や市内児童養護施設・市内重症心身障害施設などへの寄付も含まれます。

子ども服の活用と同時に、赤ちゃん用のミルクや子ども用品(新品)の寄付も集まるようになりました。「毎週こちらへ来るのが楽しみです」「捨てるのがもったいないので着てもらえると嬉しいです」そんな声も聞こえてきます。展示する服は毎週水曜日に更新しています。文字通り「クローゼット」代わりに活用してみませんか?

その他の不用品回収

以下の不用品を資源として活用することができました。

古書 774点さつき福祉会エコラ東海にてリユース・リサイクル事業に活用
文具(新品)1151点社会福祉法人共育ちの会 暁学園・東海市社会福祉協議会に寄付
就活用スーツ 57点東海市内登録団体 Mirai Terrace+に寄付
タオル・雑貨 290点重症心身障害児施設にじいろのいえ、東海市社会福祉協議会、社会福祉法人共育ちの会 暁学園に寄付
介護用オムツ 7セット社会福祉法人福寿園に寄付
乳幼児用ミルク 45点重症心身障害児施設にじいろのいえに寄付

リユースは無理なくできる3R活動です。気軽に参加することで、自然にごみを減らすことができます。環境保護だけでなく、福祉活動も支援することで、私たちの社会をより暮らしやすいものへと変えていきましょう。