令和6年11月2日(土)3(日)に元浜公園一帯で、東海秋まつりが開催されました。東海市立勤労センターの会場では「消費者広場」が設けられ、リサイクル推進課・環境広場・消費者団体等、様々なブースにおいて環境問題に対する取り組みが紹介されました。
◆東海市リサイクル推進課
リサイクル推進課ブースでは、リサイクルセンター内にある「資源分別収集常設場で取り扱う資源の紹介」や「食品ロス削減」「食用油リサイクル」「リチウムイオン電池の取り扱い」など、私たちの暮らしから生み出される、ごみや資源の正しい回収方法が掲示されました。
また、令和6年4月よりコカ・コーラボトラーズジャパン株式会社と協働で行っている、ペットボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」についても取り上げ、100%リサイクルペットボトルが出来上がるまでの過程について詳しく学べるコーナーも設けられました。
◆おさがりクローゼットin消費者広場
NPO法人まち・ネット・みんなの広場のブースでは、子ども服とマタニティウェアのリユース会を行いました。まだ着られる子ども服を必要としている方に譲ったり、短期間しか着ない子ども服におさがりを活用することで、「ごみの減量化」と「子育て支援」を推進する取り組みです。多くの来場者が楽しみながらリユースに貢献してくれました。持ち帰っていただいた服は、2日間で423枚!また当日、会場ではたくさんの子ども服の寄付をいただきました。
◆「届けよう、服のチカラプロジェクト」
今回の「おさがりクローゼットin消費者広場」や8月に開催した「サスティナブル☆キッズフェスタ2024」で寄付された子ども服の一部(330枚)は、東海樟風高校が取り組む「届けよう、服のチカラプロジェクト」にも活用され、難民支援に役立てられました。
「届けよう、服のチカラプロジェクト」とは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とユニクロを展開するファーストリテイリングが共に取り組む事業。着の身着のままで逃げ出した難民の子ども達に届ける活動です。東海樟風高校では、課題研究という事業で「地球の文化」講座を選んだ3年生の生徒達が中心となって積極的に活動を行っており、今年で8年目となります。
また、コンタクトレンズ空ケースのリサイクル運動「アイシティecoプロジェクト」にも参加する同校を支援するために、市民活動センターにて1年間かけて回収した空ケース、3218gも併せて寄付しました。この取り組みを通じて、障がいをお持ちの方々の就労支援や日本アイバンク協会への寄付へと役立てられます。
サイズアウトした子ども服は、様々な用途で資源として活用されています。おさがりクローゼットは通年、市民活動センターにて常設されていますので、イベントに参加できなかった方々もぜひご利用ください。
◆フードドライブ
フードドライブとは、家庭で余っている食品を持ち寄り、地域の福祉団体・施設等を通じて支援が必要な方々に寄付をする活動のこと。今年も企業や市民の皆様のご協力のもと、100点・約14㎏の食品が集まりました。集まった食品は、主に子ども達の支援につながる寄付先を優先し、市内児童養護施設やNPO法人とまと食堂(子ども食堂)、こもれび食堂、東海市社会福祉協議会にて活用いただきました。
フードドライブは食品ロス削減が期待できるだけでなく、地域を支える社会貢献へとつながります。「もったいない」と感じたら、ぜひご活用ください。
◆カーボンニュートラルの実現に向けて
東海市は令和4年3月に「ゼロカーボンシティ宣言」を表明しました。2050年を目途に東海市全体で温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指します。リユースでごみを減らすことも、カーボンニュートラル実現に必要な大事な取り組みの一つ。日々の生活にエコアクションを取り入れることで、自然にごみを減らす効果が実感できます。「特別な行動」から「当たり前の行動」へと、意識を変えていきましょう。